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「だってあんなに困っているのに、放ってはおけないよ」 そんな風に思える人間になりたかったんだ。 そんな風に口に出して言うのなら簡単だった。 僕は、純粋に心の底からそう思える人間になりたかったんだ。 見返りを求めるなんて事は考えもつかず、ただ真直ぐ手を差し伸べる。 天使のようなそんな人に、僕はなりたかったんだ。 遠い遠い、昔の話。 そう『思った』時点でそれは叶う事などないと知った僕は、まだ幼い子供だった。
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